数日前に ある若者から ミッドレングス OMILU3 シングルフィンに乗った動画が送られてきました。 長さは 確か7’6”くらいだったかな? 波はコシハラくらいでまぁまぁ楽しそうな感じ。
だけど なんか乗り方が変?で 立つとチーター5みたいなことやって しゃがんでばっかり。
彼は、まだまだサーフィン歴は浅いんだけど 2年くらい前に コテコテのCLASSYモデルをカスタムオーダーして 猛練習の結果 その夏の大会ではイキナリ優勝とかしてしまったのを覚えています。
初心者でありながら とにかくノーズだけがしたいから CLASSYを欲しがったけど 私としては その時の彼に重くてテールにエッジが全くないボードを作るのは反対だったんですけど 結局のところ 散々説明した挙句に 彼が求めている ”トラディショナル” を作る事になりました。
その後 サイズがある時用に ミッドレングスも欲しいと言う事で1年くらい前に作ったのですが 今回の動画を見てガッカリ。
私が恐れていたことが起こっているようです。 ここからは 私の勝手な分析になりますが クラッシックなロングに乗り続けた結果 テールサーフィンが全く出来ないスタイルになりつつなります。 ただただ ひたすらパドルして立ったらそのままノーズに歩くだけのサーフィンを繰り返して 足がノーズに着いたつかないごっこをにハマった結果だと思うんです。
実際にCLASSYモデルだといくら板を寝かしてドライブさせようとしても 無理な話でただスライドして前に出て行かない。 エッジがないので板を常に平らにすることでスピードが出るので ある意味真逆な感じかもしれない。
レールとエッジは自分の足の延長として そこで波の斜面を引っ掻けて走って行く訳なんだけど その感覚がなければ その動きは出来ない。
5050レールのスタイルが染みついてしまって 他のボードに乗っても対応できてない。
本当の初心者なら 何を乗っても同じ 上級者ならば ボードによって乗り方を変えれる訳で発展途上ならば 極端にクセのあるボードは乗らない方がいいと 私は考えています。
WSLをはじめとして 世界的に LONG=NOSE が全てになってしまった今 若者たちは
ひたすら トコトコ歩くだけのサーフィンが主流になってしまって おじさんは 本当に今後のロングボード界が心配です。
大会での勝ち負けがどーのじゃなくて 本当にいい波に乗っても通用する板とスタイルの方が よっぽど大切だと思うんです。 トラディショナルなボードやNOSE RIDEが悪いとは言ってませんけど MITSU ボードライダーには流行りに流されてもらいたくないな~。
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