2020年12月10日(木)
With or without nose concave [Shaping Lab]
ここ数週間 シングルフィン LOGにハマってます。
タウンにしっかりしたうねりがなくなって ノースのシーズンですが連日ダブルオーバーヘット!
過労気味な私は最近体中が痛くて デッカイのに乗れるとは思えませんからね。
今調べたら LOGのシェイプデザインを始めて もう4年半 って言うか まだ4年半ですね。
当てずっぽで50/50レールにしてなんとなくノーズロッカー抑えて テールロッカーは上げて アドリブのまま始めたけどボードは 基本的に自分で動かすのではなく 良い角度でレールをセットするだけで波が良ければ 後はじっとしてれば好いんだろ ってな感じで かなりいい加減な気持ちでした。
だけど 乗れば乗るほど 動かない板が故に板の性能が問われてくる事に気が付いて DEEPな世界が見え始めて来た。
アウトラインはもちろん ロッカー、コンケイプにロールVEE,重さ、しなり、最後はフィンに至るまで どうやって波とシンクロさせるのかが その都度と問われてくる。
一つのLOGデザインを完成させたら もうそれで終わりにしようと思っていたけど 波の種類はもちろん乗り手の好みでボードの良し悪しが分かれてくる事にも気が付いた。
やっと満足できるいいのが出来て 自信満々でGENKIに乗らせてみると ”これはこれでアリだけど この波ではコレとアレがやりにくい” などなど辛口評価で全く終わりが見えて来ないから 途中で嫌になったけど 考えを変えて自分が好きなのを作って乗ればいいと思った。。。。
色んな要因があるけど 今の新たな課題はノーズコンケイプ。 ここ一年でどんどん浅くして最後はほとんどないノーズのボトム形状にしてきたけど なんかパドルが遅い? テイクオフで乗れるはずの波にボードがハマらない? 乗った後もなんか降りて行かない。
コンケイプを入れればスプーンを逆にした感じ水流を集める訳だけど入れなければ今度はスプーンの下の丸みで水を前と横に弾く事になる。 コンケイプでの張り付き感が嫌で彫り込むのをやめたけど 今度はないものねだりでまた ハメたくなってきたこの頃。
自分用にいきなり作ったのがこの 怪しいボトムのエアーブラシLOG 93−22.63−2.88 ノーズはやっぱり細目が好きで17.5” テールは16.5くらいでPIG気味で 今までにないノーズコンケイプをガッツリ入れてみたよ。
コンケイプの入れ方やその付近のレール形状とノーズロッカーの相互関係も複雑で 今回はちょっと ハワイのシェイパーはあまり入れないこのタイプ。
ボトム側のフォームを残す感じでストリンガーとコンケイプラインとレールライン3つのロッカーが存在する。
私は科学的な根拠や流体学に乏しいので とにかく卓上論は忘れて 実験あるのみです。
また試乗したら 感想などUPします。
それにしても いくつになっても NEW BOARDはドキドキします。 体も老化しているけどまだまだ波に乗りたいので
労わりながらも鍛えていくつもりです。
ALOOOHA
2016年当初のビデオでーす
Posted at 04時39分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年10月23日(金)
New arrivals [Shaping Lab]
Papio 57-20-2.4 増田兄貴の ㊗還暦モデル?
もちろん赤のTINTでボトムから巻いて かなりピカピカ仕上げで これからの寒い時期も これでテンション 上げて〜!
こちらは、シェイパーのお任せモデルと言う事で モデル名もないけど 昨年私が乗っていた TWINの改造版で EPSで5’6”超軽量で2キロちょっとです。
センターフィンも 私のお手製で MITSU TWINスタビライザー。 乗る前からドキドキします。
工場の仲間から みょーにベタ褒めされたこの 6’1”です。
カラーもシェイプも お墨付き?
ショートの最新モデル Hi-5と呼ぶことにします。
これはEPSだけど 上のボードと同じコンセプトで 今まで以上にコンケイプはシングルで深くなっていて レールやアウトラインの HI-SAIから進化しています。
非常によさげで私も乗ってみたい。
軽量 EPSのDHM 6’10”
既に DHMを愛用中ですが 気持ち短くして 更に激しく?
OPTION FCSIIフィンも 色合わせて これまたテンション上がりますね〜!
こちらは DHM初体験と言う事で 6’5”で 軽め薄めのPUフォーム。
6’5”? 長いって思うだろうけど DHMは、長さを感じさせない軽い動きをします。
QUADベースなのでテールが流れるためのレールの切り返し角度が付けやすいんです。
MINI GENKI 7’0”は、子供から大人まで乗れちゃいます。
LIGHT BLUE TINTはいつも人気カラーですが 時間とお金がUPしますので 覚悟して下さい。
SAKANA 5’4” 2020 MODELは
ダブルからシングルコンケイプ抜きで とにかくオートマティックなスピード感が 売りです。
これもTINTカラーで 色入れ中です。
AKULEを改造して 名付けてAKU MODEL。
これは 6’10”のEPS。
ノーズを絞って AKULEより長い分ロッカーを全体的にUPして 縦の動きを試みましょう!
ロングボード界は 空前のシングルフィン ブーム?
私は この手の世界の一任者ではありませんが ここ数年研究してきて かなり納得のいくものが出てきました。
自分で振り回すのではなく 重さとアウトライン更にレールで波に乗って行くので 奥が深いです。
特に 私のように背も低くて体重もパワーもないと このようなボードのキャラが乗りて以上に表に出てきます。
まぁ〜うまく乗ってる人たちは その辺の対応からしてうまいのは確かですけどね。
6’5”のSEMI-FISHは、ロコのカスタムでラニアケアの3−6FT用。
コンケイプは無しのIWASHIモデルがベースです。
デッキチャンネル 好きな人は本当に好きです。
何のため? 都よく聞かれますが元々は 板の強度を上げるため 特にロングボードは、ほぼ必ず真ん中あたりで折れますからね。
次に掴み易い 手が小さい人でも親指が引っかかるんです。
最後は、 見た目に なんかカッコイイ!
またまた 12FEETのレスキューボードのオーダー入りました。 上にあるのは 確か6’0”。
長さは 2倍 厚さも2倍以上で ひっくり返すだけでも大変だけど 終わった時の なんかその達成感がたまらない?
完成品は、こーんなです。
GENKI PINKモデル ちょっと改
ノーズロッカーやレールどう変わってくるか 楽しみです。
日本には 通常通り発送していますが 空輸のスケジュールの関係で 少し遅れる事があります。 ボードの納期も遅れていますが 皆さんおたのしみに〜。
MAHALO
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2020年10月17日(土)
2 or 1 [Shaping Lab]
今年の初夏から デビューしている私のOMILU(オミル)モデルは 要するにミッドレングスと言われている長さで 一般にはファンボードとも呼ばれています。
自分の欲求を満たすためにデザインしたんだけど なんかアルメリックからも 同じコンセプトのMID CIとかいうのが急に出回っていてビックリ?
なんで 彼らはファンボード作ってるんだか?
ただ大きく違うのは フィンシステム。
私のは あえて SINGLEもしくは TWINで 彼らのは2+1(シングル スタビ)です。
はっきり言って 2+1は、間違えないというかどうやっても一番乗りやすいと思うんだけど それじゃつまらな過ぎる!
せっかく 長さと浮力があって走る板に乗ってるんだから流れのある綺麗なマニューバーを身に着けて頂きたいんです。
沖から波取って トライフィンにしてガチャガチャに独りよがりの汚いターンされたんじゃ それを観てる方だってつまらないからね。
1本の同じ板で シングルとツインで全くの別人を演じて頂きたいものです。
でも 実際にシングルに乗ってみると多くの人がどうしていいのか分からなくなるようです。
思ったところで動かない スピードも出ない。
何故か? それは波を無視しているのが 浮き彫りになっている証拠。
シングルは、見ての通り1本勝負 このフィンの先端と自分の頭のてっぺんに串を刺したかの如く 軸を守って波からのパワーを垂直に押さえつけなければ スピードは波からもらえない。
比較的バックハンドではかかとに体重が乗るのでTOP&BOTTOMの動きが活かされてくるけど フロントでは ほとんどの人が上半身が先行してしまい 波がテールを持ち上げていてもそこに体重が乗っていないので 走り出さない現象が起きます。
同じようにピョンピョン跳ねるようなスタイルも裏目に出てしまうので ターンの数を最小限にしてボードをパワーポケットにセットしてジッとするのが◎
でもこれがじれったいが為に 先走ってしまう訳です。
好みはありますが 出口のある波を見つけて 最もシンプルなラインで波をメイクした時 それが最速のライン取りになります。
長さ的にも トリッキーで派手なターンは不可能ですから その邪心を捨てて 波と一体化することに喜びを感じて頂きたいものです。
そして TWIN?
これはシングルでは 引きずられているような重―い感覚から真逆になって テールはスカスカ パドルからして軽く感じます。
今度はとにかく動きますでも 動いているだけではスピードを波からもらえません。
ボトムに降り過ぎて急激なターンをすれば フィンが水中から抜けてしまいそのままスライドしてしまうので 比較的ハイラインをキープしながらレールを抜かないサーフィンを心がけます。 とにかく速いので 波も早めで肩が張っている方が理想です。
トップでは 蹴り込むのではなくテールの形を頭に入れてカービングです。
これも6’”6以上長さがある板なので 振り回すのではなく波と同化して スピードを維持しながら綺麗にかがるのが このミッドレングスの醍醐味です。
自分の乗っている板の長さ、レール、テール そしてFIN を体の一部に感じる事が 出来ればどんなボードでも楽しめるハズですよ。
ALOOOHA
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2020年10月14日(水)
サーフボード談議 [Shaping Lab]
いや〜 今年もすっかり後半戦 まだまだ コロナの影響で世の中が混沌としていますが サーフィン業界は、連日大忙しでオーダーが止まりません。
”儲かってますね?”とはよく言われるけど それはないです。 通常通り1本1本カスタムなので注文から完成まで 今では早くても2ヵ月くらいは掛かっています。
みんな サーフィンしたい病? ボードはどこも売り切れ寸前で 材料も工場も生産が間に合ってない状態なのですが そうなるともっとみんな 特別な1本が欲しくなってカスタムオーダーしたくなるよね?
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そしてさて 一体何を作ろう?
とにかくたくさん乗りたいから ロングのデッカイのから始まって もう少し動きたいから少し短いのも気になって来た。
ビデオ見たら FISHがカッコよすぎる でもいつかは 憧れの完全なるショートでリッピング?
ボードの形の後は サイズや素材 そしてもっと複雑なのがフィンシステム。 シングル、ツイン、2+1、QUADなどなどもう NEVER ENDING STORY。。。。
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毎日のように 相談される立場だけど はっきりした答えは出て来ない。 35年以上波乗りしていて 何百本のボードに乗ってみて 20年間SURF工場に通ってるけど 自分のボードも未だに悩む。 そして悩んだ挙句作って見ても 想像した通りにはなって来ないのが 普通。
出来上がってから フィンで悩み色々試してみるも 今度は波のコンディションが整わないのも 普通。
冷静に分析してみるとこういう事だと思う。
妄想していたボードが出来る事で一つの変えられない事実が出来て その後持っているフィンを付けて 迫りくる波にパドルしてと 一つ一つを選択していく事で その結果がついてくる。
そして最後の最後にその与えられた要因をうまく料理するのが 乗り手のSURFER次第と言う訳です。
揃った素材の良さを引き出すのは あなたです。 それは無限の可能性があります。 最初ダメでも 進化する可能性もあります。 タイミングの取り方 自分の基礎体力など新しいボードは あなたに足りないものを教えてくれる先生的な存在です。
厳しい先生ほど いい先生ですからすぐに 買い換えないでじっくり教育を受けて下さい。 (笑
と言う私は 職権乱用で直ぐに自分のボード作ってしまいますけどね。 HAHAHA 皆さんの悩みは私の悩みでもありますから 研究して解決策を練っている次第でございます。
一緒に悩みましょう!
ALOOOHA
これは 相当昔のカスタムボードなんだけど ある意味今っぽい?
今は亡き バテンスが私の隣でシェープしていたDICK BREWERさんに会いに来た時の事。
バテンスさんがこのボードに一目ぼれして ”これを俺に譲ってくれ” と大マジで言われました。
もちろんあげなかったけどね。 お客さんのだから。
Posted at 03時34分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年11月22日(金)
新作紹介 [Shaping Lab]
Posted at 05時33分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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