Mitsu Surfboard Design

2019年02月23日(土)

サーフボードマニア向けのややこしお話 Rocker編 [Blog]

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おっとっと。 気が付いたら 金曜日になってました。

ハワイは今週から 急に天気が良くなってきて毎日穏やか 春の訪れなんでしょうか?

言い訳にはなりませんが ついつい夜ビールが進んでしまって ブログにまた 穴が開いてしまいましたね。

でも連日朝起きてから 夜シャワーとビールを浴びるまでは頭の中は サーフボードでいっぱいです。

そんな訳で今日は この前の続きで ロッカーについて語ってみます。


一般によく聞く話で サーフボードで最も大切なのは ロッカーだと言われていますが これが本当に複雑なんです。

ボトムロッカーとはそのボードの接水面のカーブ(反り)ですがそれに沿ってノーズから入って来た水流をテールまで流すのですが 大きく分けると2つのカーブが存在します。


通常はボードの真ん中ストリンガーの上を走るカーブを計って数字を出してそれをつなげていく訳ですが この他に ボードのアウトラインに沿ったカーブが存在して ボードを傾けた瞬間からそのカーブが接水点になってきます。

もし仮にボードが完全なるflatボトムだったらストリンガーとレールラインのロッカーは全く同じになりますが コンケイプやVEEボトムが入った瞬間から 違ったカーブになります。

通常コンケイプのボードはストリンガーラインが彫り込んである訳ですからストレートになってきます なのでこのボードあんまりロッカーないね? と思いきや レールだけのラインを見ると きつめのカーブがあるものです。

直線的に水流を整えて抵抗を抑えて最大限に加速させて そのスピ―ドが出たら ボードを傾けてターンした時にレールのカーブに沿ってボードをが弧を描き始める。

コンケイプを活かすのは ボードを垂直に押さえつける気持ちでこまめに踏み込んでいくと空気と水流の反発から 更なる加速が生まれて来るので 比較的短くて軽いボードの方が理にかなっているでしょう。


VEEボトムは その逆でストリンガーの方がレールよりも高い位置にあります。 その為ノーズから入って来た水流は常に左右に分けられてしまうので スピードも付けにくくて遅く感じるかもしれません。 

”じゃ〜なんでVEEにするの?” 

それはコントロール性があるからです。 自分でスピードつけて行くと言うよりも コントロールしながら波からパワーをもらう感じです。 その為 分厚いレトロ気味なデザインや長めのファンボードやロングボードで その体積から生まれる推進力とスピードを維持しながら 左右に傾けてコントロールしながら波と一緒に走って行きます。


また シングルからVEEなどコンケープを前足の下に入れてスピードと安定を出して テールではVEEでコントロールと言う組合せもあり 私のAKULEやFISHはこのタイプです。

今ではあまりないですけど 完全なるFLATボトムと言うのも存在していて コントロール性とスピードのコラボレーションになりますけど シンプルなゆえに一番難易度の高いシェープかもしれません。

コンケイプもVEEも強くすればするほど特性が出る反面 副作用も拡大されます。 

サーフボードは いつも反比例な関係で 軽くて強いとか 速くて動く、 パドルが楽だけど 乗ると沈めやすいなどなど 全てにおいてバランスが問われて その乗り手の求めているものと 自然の法則とのやり取りが 終わりのない世界かもしれません。

こんなところで ロッカーの話は とりあえず終わけりますけどね〜。

MAHALO 

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2019年02月13日(水)

サーフボードマニアの為のめんどくさい話 Out line 編 [Blog]

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さて 一部の人達に昨日の記事が 好評だったので引き続き今日もサーフボードについて語りたいと思います。

そして 今日の課題はアウトライン。

ブランクとなる素材が決まったら 次は長さを含めてアウトラインを決ます。

ここ数日 常連さんを含めて新規のお客さんからNEW BOARDの依頼が来ていますが 私の第一声は ズバリ ”今回は どんなアウトラインを考えていますか?” と切り出します。

特に ノーズの形。 どの程度尖ったものを求めているのかを知りたいんです。

ちなみに近年 尖り気味のボードは中古でも売れない傾向にありますが何故なのかを 辿っていくと混雑やパワーのない波に出くわすことが多いため 誰よりも早くテイクオフしたい願望から 丸いノーズの癒し系を求めているからでしょう。

実際に ノーズを広くすることで表面積も増えるため パドリング時から前のめりにポジションを取ってもノーズが沈みにくいため 重心を前にしながら漕げば波がホレあがる前に刺さらないまま 滑り出します。

だったらなぜ 尖らす必要があるの?と聞きたくなりますが乗る波の種類によっては 広いノーズが邪魔になる事もあります。

というのも滑り出した後に ボードは、TOPからBOTTOMに向けて水をかき分けて落ちて行く訳ですが早い波の場合は直進ではなく斜めに角度を付けないと メイク出来ません。

その時にアウトラインが問われることになります。
水流は無視することができないので テイクオフの後 同じ体重配分でターンの体制を作っても 丸いノーズは弾かれながらより下の方に向い 尖っているノーズは 水の抵抗がない分波側に体重を乗せれば 波のハイラインをKEEPすることが簡単に出来るんです。

要するに どれだけ際どい所を攻めたいのか 又は誰よりもゆるい斜面を楽しみたいのかで ノーズからのアウトラインが決まります。

テイクオフからして乗るまでと乗った後の矛盾な関係が なんともややこしいいです。

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さて 次はテールデザイン。

テイクオフが終わり ノーズのアウトラインによって ボトムに下りて行く道が決まったら 今度はターンする訳ですが 基本的にボードを傾けた時 片側だけが水中に入る事になります。 その時に 水流がテールの形に沿って変わってきます。

広くすればするだけ 抵抗もかかるので重く感じますが それだけ波からのパワーをもらいやすくなり スピードが付くのが想像できると思います。 

細くすれば逆でテールは沈めやすくコントロール性に長けているので パワーのある波では面積を減らします。

写真のラウンドテールは、 見た目同様にボトムでもトップでもターンは滑らかで糸を引くようなマニューバーでいい波の時は波と一体化するのに最適。

真ん中の DHM2 ダブルウイングムーンテールは 実は見た目だけでなく その意味もあります。 ウイングを入れる事によってテール幅を急激に細めて コントロール性を出すことの他に このウイングの角がで爪のごとく水面をひっかけてターンのきっかけを作ります。 特にQUADで乗るデザインなので この引っかかりがないと曲がりたいときに曲がれないボードになってしまいます。

最後はおなじみの TWIN FISHですが 最後まで幅広のテールで特大に深いスワローが定番です。
ツインとして乗るのでバックフィンがない訳ですが このボードを大きく傾けた時 最後まで水に触れているのは尖ったスワローの角の部分で フィンがなくてもスピンアウトしないでボードでひっかけて コントロールする訳です。

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とまぁ 今日はこの辺でいいですかね?
言いたいことは アウトラインは飾りではない。
正解はありませんが 自分が波のどの位置で何をしたいのか? もしくは何を優先したいのかで 決まってきます。

今度 PRO達のビデオを見る事があったら どんなボードでどんな動きをしているのか照らし合わせてみて下さい。
彼らは 何でも乗れますが そのボードの特色を生かしたのりかたをしていると思いますよ。

ではでは、 また〜。

MAHALO

Posted at 17時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )

2019年02月12日(火)

サーフボードマニア向けの込み入ったお話 blank編 [Blog]

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今日は 真面目にサーフボードについて語ろうかと思っています。


どんな世界でもそうだろうけど 一般の人にPROがやってることを説明する時 何をどこからどうやって どこまで話していいのかが 分からないものです。

でも どうせ分からないだろうからと 曖昧な対応をしているとお客さんからの 疑問が蓄積して ”どうして???”と納得できないまま 信頼関係が築けない事もあるもんです。

焼肉屋もお寿司屋さんも サーフボードもまずはネタとなる媒体が最も大きな要因となりますので 今日はまずその素材となるブランクについて 語ってみましょう。

日本で高卒、ハワイで短大中退と学のない私ですが サーフィン大学となる終わりのない 工場に通って20年にもなるので それなりの知識はあります。

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上の画像は USBLANKSのWEBサイトから借りたものですが カラーはフォーム自体の密度(DENSITY)の違いを表しています。
ブルーを基準として 赤はマイナス6〜7% オレンジはマイナス12〜13%と軽くなりますが その分柔らかく重さも減ります。 逆にグリーンは9〜10%UPになり 更に茶色は30〜32%ほど重く硬くなります。 黒はほとんど使いませんが205%も重くなると言われています。

作ろうとしているボードによって その軽さの調節をするわけですが 基本的には短くて薄い板は その機敏性が問われるので 最も軽く そしてLOGなど重力を生かしてのるボードは重さを出す訳ですが ストリンガーの木の種類や重さしなりでもまたキャラが変わってくる事も事実です。

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この写真は EPSの表面の画像ですが US BLANKSだけでもS まず2種類のEPSがあり 左がSUPER FUSED と BLOCK CUT。
どちらも EPSで 1,1.5,2パウンドまで密度が違うものがあり 硬さと重さもそれぞれ違うので EPSと一言で言っても 様々です。  全国共通ではないので 他の会社の1.5パウンドはまた 違った硬さと重さになります。

なので 作ろうとしているボードの厚さと巻き方を最初から考慮して ブランクスを選ばないといけません。

私がここ最近使っているのは カスタム作ってもらうのですが
1.5パウンドの軽い方のBLOCK CUTで それに6MMのPLY WOODのダブルストリンガーを入れて強度と軽さを出しています。

巻きの方は 標準で6オンスをボトムからワイドラップで デッキは4と6のS-クロスをデッキに使っています。

ボードが薄かったり いつも折ってしまいがちな人には ボトムを4+4Sもしくは 4+6Sに2層でボトムを巻いて デッキも同じくSをクロスを1枚と4か6オンス使って2枚巻きにしています。

強くすれば するほど硬く重くなるのですが ボードが薄くて 場合などは 重すぎてパフォーマンスに影響が出る事があれば 強度は無視して 軽めに仕上げるしかないです。

このように 強度と重さは基本的に反比例です。 今では軽量で強度のある ボードも巷で出てきているようですが それが最もマジックかと言ったらそうでもありません。

その体格にあった適度な重さも必要なので そのバランスを計算するのが私の仕事でもあります。

今日は この辺で〜。

Posted at 16時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )

2019年02月11日(月)

修理中 [Blog]

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本日は 日曜日なんですが 朝から記録的な嵐が北からやって来て 飛んでもない突風に襲われて 島中 半分パニック?

海岸沿いでは 浸水が危ぶまれて 陸では大木がなぎ倒されて 救急車、パトカーと消防車が 鳴り響きっぱなしでした。  長時間の停電もいたるところ 発生してどうなる事やらでしたが 今は落ち着きつつあります。

天災は忘れた頃にやってくる。。。 運転していても 箱形の車なので 転がるんじゃないかと 心配したほど緊張しましたよ。

そんな中 朝から腰のマッサージに行ってきました。 ぎっくり腰からすでに 1週間ですが まだまだ力が入らなかったのですが サーファー仲間にじっくりと揉んでもらって 復活の兆しです。

腰痛も忘れた頃に やってくる?  重いテーブルを一人で持ち上げようとした時に痛みが走ったわけですが もう少し考えればこんな事にはならなかったのになー。

勢いだけではどうにもならない お年頃ですから 今後とも気を付けないとです。

写真は 久々にクリスタルちゃんがやってくれましたので 只今修理中。 幸いにもロッカーが狂ってないので 子の修理が終わればまだまだ 使えそうです。

これは EPSではないのですが 最近この手の修理はエポキシ樹脂で直しています。

エポキシ樹脂はフォームやストリンガーとの接着力が高く 割れにくく柔軟性もあるので 今後もしなった時に衝撃を吸収してくれそうだからです。


修理は 本当にめんどくさいですけど ボードの命を救うと思えば 医者になった気持ちで 大手術もやり甲斐のある作業です。

ではでは また です。

ALOOOHA

Posted at 17時59分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )

2019年02月09日(土)

memory [Blog]

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ALOHA〜 日本は只今大寒波? と聞いていますが ハワイも週末天気大荒れで ノースでは海岸沿いで被害が出る可能性が高まってきました。

ちなみに私はぎっくり腰から ゆっくり腰で回復してます。

あと1週間もすれば 復活出来そうです。

そんな中 娘の小学校卒業アルバムの写真を探していたら 懐かしいSHOTが出て来たので 過去系ですがあえてUPしてみます。


子供だけでなく 自分も若い! このボードは100% HAWAIIAN WOODなんだけど 仕上げるのに3年掛かり 完成してからも未だに 乗ってないと言う事実。

25KGくらいありそうで 一体浮くのかが謎です。

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短期間で日本に行っているにも関わらず 御覧の通り 爺とHOKUが 同じように足を痛めた時の一コマ。

ただの偶然とは思えない?

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今も昔も 波乗り先輩たちと 乾杯のひと時。
酒と魚とサーフィンつながりで いつ会っても楽しいもんです。

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こちら波乗りには お酒抜きで ゆる〜いながらもみんな 波乗りには熱い変化球な仲間達。

みんないい人ばかりで 会うたびに頭が下がる私です。

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子供が小さいうちは 毎年fujiQに数年間通っていたかも? その時お金は使うけど 小さい子供たちの思い出作りの為の 資金と思えば 仕方ないですよね〜。
 

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じいちゃんばあちゃんは まだ元気。 自分の父と母に自分の子供を見せるって 考えると不思議な事だよね?

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クリスタルも若かったな~ 今日も会ったけど 今よりビキニが小さいかも。 

他にもたくさんの写真があるんだけど とりあえずこんなもんで。 BLOGや写真を初めて 10年以上が経つけど 自分の絵日記としてみると あの時の自分が蘇る。
過去に執着する気はないけど 過去を否定する気はない。
失敗も成功も 全ては未来につながっていくから 過去の自分も大切です。

ALOHA

Posted at 18時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )

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