Mitsu Surfboard Design

2022年08月10日(水)

Different point of views [Blog]

あっという間に 8月も始まってますね〜。

日本は お盆が過ぎると 一気に ”夏のテンション”が下がって 日に日に 秋を意識し始めて どことなく寂しい気分になるのは 私だけでしょうか?

日本にいる時は それはまるで お祭りが最終日の夕方のような気分でした。 6月くらいから ソワソワして7月はワクワク
8月前半が ドキドキMAXで そこからゆっくり下降線をたどる?

ハワイは 常夏ですが 先週からしっかりしたウネリがなくて なんとなく 今年はこれで”打ち止め”? みたいな喪失感が生まれてきました。 

夏生まれなのでジリジリギラギラの太陽に当たると 心身ともに充電されていいる気分になるものです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてはて この前の日曜日はCAのハンティントンで 歴史のある夏の大会が終わりました。  小波かダンパーになってしまうポイントですが 観客が最も集まる夏の祭典としても有名です。

試合結果は、なんとHAWAIIANが大活躍。 ショート男子女子+ロング女子優勝は 全てハワイアン。 ロングの男子は 惜しくも2位になってしまったけど ハワイの若手NO1のカニエラ。 

サイズのあるリーフブレイクでいい波ばかり乗っているハワイアンなのに いつの間にか クソ波のビーチブレイクでも勝てるようになったのは 驚きです。

そんな中 ロングで見事優勝したのは TJことテイラージェンセン。 身長と体重を生かして パワーサーフィンはもちろん 小波でも丁寧に乗ってくるので 宮崎では、ネルソンもゲンキも勝つことは出来ませんでした。

数年前までは 敵なしでワールドチャンプも数回獲得していたのですが WSLのジャッジ基準を変更してからは 全く勝てず遂に 彼の時代が終わったのかと 誰もが思っていました。

EPS 2+1 SUPER PROGRESSIVEなスタイルで やる事がなければノーズはするけど 当て込めるセクションがあればすべて切り裂き 派手なアクションで高得点が出た時代から 一気にSUPER TRADITIONALなスタイルが求められて 派手な動きをすればするほど 減点対象?になり兼ねないジャッジ基準が確立されて とにかくおっ立ちスタイルでノーズだけしてれば高得点が出るようになったぱふぇEPS2+1世代の選手達は シングルに乗り換えてもその乗り方からしてPROGRESSIVE臭さが出てしまうもので ジャッジから偏見視されてしまうのも事実。

通常は大会会場の波も 小波でノーズライド向けのポイントが多い中、今回の ハンティントンは ショートと抱き合わせなのでただおっ立ってノーズライドでポーズを取ってる時間はなかったのが TJには好都合だったと思う。

彼は、時代の流れで シングルフィンに乗りながらも EPSでラウンドピンテール。 クラッシック専門選手は重くて幅広テールのイマドキのLOGだったと思うけど テイクオフからの速いセクションでノーズその後またすぐに深くなってショルダーもなくなり何とか乗り繋いでインサイドではいきなりダンパーの波なら EPSでラウンドピンのほうが はるかに乗りやすいだろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここからは、IMO(In My Opinion) 私見になりますが 大会=ジャッジの為だけに 自分のサーフィンスタイルを失わないで欲しいと 今回も感じました。 

一応大会では 公平になるように5人くらいのジャッジがいるものですが この人達でさえ 自分の好みではなく 最初から用意されたジャッジ基準に従って 数字を出しているだけ。 5人いても10人いてもあんまり意味はないような気がする。
もし私が ジャッジになったら 不必要なノーズライドには点はあげないし、ショートならエアーは減点とかしちゃうかも。 そんな事したら 速クビだけどね。

時代の流れで変るジャッジ基準に合わせてサーフィンしてたら最後に残る自分がいなくなっちゃうよ。

理想としては、自分オリジナルスタイルでジャッジを説得+納得させるのが一番。 ジョエルやボンガなどの歴代のチャンプたちは きっと変わらぬ自分を貫いて みんながそれに付いて来た感じ。  流行りを追うのではなく追わせる存在。

もちろん 誰もがなれるもんじゃないけど どうせなり切れないならずっと真似するのも意味なくないですかね。

とにかく 個人的には、TJが今回勝って嬉しかったです。2+1世代の逆襲?って訳じゃないけど いい波ばかりじゃないコンテストでノーズが出来ない時に一体何が出来るのか?

ただノーズの時間が一番長かったら 勝ちなんて納得できない。  純粋に乗り手の技術とそれを活かすボードの性能が観たいものです。

最後に もっと言ってしまうと サーフィンは競技として勝敗をつけるにはやっぱり無理があるという結論。
 
特にロングボードは激しさだったり優雅さを求められたり。ジャッジの言う事よりも 波の言う事聞かないとせっかくの

Posted at 03時17分   トラックバック ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://www.mitsusurf.com/tb.php?ID=3073

ページのトップへ ページのトップへ

検索


リンク集

RSS1.0 RSS2.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2009 Mitsu Surfboard Design All rights reserved.