2020年10月17日(土)
2 or 1 [Shaping Lab]
今年の初夏から デビューしている私のOMILU(オミル)モデルは 要するにミッドレングスと言われている長さで 一般にはファンボードとも呼ばれています。
自分の欲求を満たすためにデザインしたんだけど なんかアルメリックからも 同じコンセプトのMID CIとかいうのが急に出回っていてビックリ?
なんで 彼らはファンボード作ってるんだか?
ただ大きく違うのは フィンシステム。
私のは あえて SINGLEもしくは TWINで 彼らのは2+1(シングル スタビ)です。
はっきり言って 2+1は、間違えないというかどうやっても一番乗りやすいと思うんだけど それじゃつまらな過ぎる!
せっかく 長さと浮力があって走る板に乗ってるんだから流れのある綺麗なマニューバーを身に着けて頂きたいんです。
沖から波取って トライフィンにしてガチャガチャに独りよがりの汚いターンされたんじゃ それを観てる方だってつまらないからね。
1本の同じ板で シングルとツインで全くの別人を演じて頂きたいものです。
でも 実際にシングルに乗ってみると多くの人がどうしていいのか分からなくなるようです。
思ったところで動かない スピードも出ない。
何故か? それは波を無視しているのが 浮き彫りになっている証拠。
シングルは、見ての通り1本勝負 このフィンの先端と自分の頭のてっぺんに串を刺したかの如く 軸を守って波からのパワーを垂直に押さえつけなければ スピードは波からもらえない。
比較的バックハンドではかかとに体重が乗るのでTOP&BOTTOMの動きが活かされてくるけど フロントでは ほとんどの人が上半身が先行してしまい 波がテールを持ち上げていてもそこに体重が乗っていないので 走り出さない現象が起きます。
同じようにピョンピョン跳ねるようなスタイルも裏目に出てしまうので ターンの数を最小限にしてボードをパワーポケットにセットしてジッとするのが◎
でもこれがじれったいが為に 先走ってしまう訳です。
好みはありますが 出口のある波を見つけて 最もシンプルなラインで波をメイクした時 それが最速のライン取りになります。
長さ的にも トリッキーで派手なターンは不可能ですから その邪心を捨てて 波と一体化することに喜びを感じて頂きたいものです。
そして TWIN?
これはシングルでは 引きずられているような重―い感覚から真逆になって テールはスカスカ パドルからして軽く感じます。
今度はとにかく動きますでも 動いているだけではスピードを波からもらえません。
ボトムに降り過ぎて急激なターンをすれば フィンが水中から抜けてしまいそのままスライドしてしまうので 比較的ハイラインをキープしながらレールを抜かないサーフィンを心がけます。 とにかく速いので 波も早めで肩が張っている方が理想です。
トップでは 蹴り込むのではなくテールの形を頭に入れてカービングです。
これも6’”6以上長さがある板なので 振り回すのではなく波と同化して スピードを維持しながら綺麗にかがるのが このミッドレングスの醍醐味です。
自分の乗っている板の長さ、レール、テール そしてFIN を体の一部に感じる事が 出来ればどんなボードでも楽しめるハズですよ。
ALOOOHA
Posted at 04時21分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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