Mitsu Surfboard Design

2019年09月25日(水)

MY DNの歴史 [Shaping Lab]

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およそ 3年くらい前から取り組んでいる Log デザイン。
その時は Log?って言われてもよく分からなかったし ただ気持ちノーズロッカー落として テールのエッジをなくして でっかいフィン付ければ 俗にいう CLASSIC LONG BOARD? の完成と思っていました。

それからずっと定期的に 自分用に作っては 乗ってきましたが 板と波の関係が分かれば分かるほど複雑で 毎回 ”これで決まったな!” と 確信するものの 思った通りのマジックボードは お預け状態。

今までにもその辺は語ってきましたが 波の質や乗り手の求めているスタイルで多種多様なので ”これが 究極なLOGです” というのは断言できない 曖昧な世界みたいです。

先日からこれまでのデータと自分の好みを取り入れて完成したボードに乗っていますが まだ1度しか乗っていません。

感想としても 何と言っていいやらっていうのが正直な所です。

NEW BOARDは、夢と希望と勇気を与えてくれると同時に現実や不安が伴うのも事実。

私を含めて誰でも 乗るまでは期待しすぎて あれもこれも全てボードが自動的に自分をコントロールしくれて次から次へとジェットコースターのように導いてくれる?なんて 妄想してしまうものです。

でもドローンと違って 電機はもちろん自動GPS機能も無い訳ですから やっぱり乗り手が判断して操作していく事になります。

その時 この手のボードは急激に振り回したり噛みついたりしないので ボードと波の動きをよ〜く観察した上での 判断と操作が求められてくるのが更に 難しくもあり 楽しくもある訳です。

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上のボードは、初代のDN(Do Nothing)を 先ずハンドで思いつくままに 削ってみた1本。
思い出せる 特徴としては センターはそこそこ分厚いけどとにかくレールが薄くなっていて 硬い波での噛みつきはいいけど 柔らかい波では弾かれ度が弱いので その辺を考えないと難しい乗り心地でした。  
ただこの時点では 比べるモノがなくいい波に乗ればそれほど感じませんでした。

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その後 ハンドシェープで仕上げたボードを元にデジタル化したのが 確かコレだっと思います。
相変わらず ノーズからテールまで薄めだけど ハンドの時ほど尖っていないタイプのレール。
これはこれで 結構乗り込んで 何人かのライダーにも乗ってもらいOKサインが出たので 正式にDN MODELとして売り出しました。

日本サイドにも 自信満々で送ったのですが その半年後くらいから 日本の小波では、今一つ滑りに頼りなく レールが入り過ぎるし ノーズロッカーが強すぎ?

LOGとはスネ〜ヒザの波でもスイスイ走って ノーズライドも連発?できると言うイメージなのに 波にパワーがないとイマイチと言う意見が湘南方面から届き始めたんです。

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フィンでも大きく 変わるのが LOG。
このような大き目のフィンは 一見ターンが重くなると思いがちですが 一度板が走り出したら 小さな体重移動でフィンが舵を取ってくれるので ピボットターンのキッカケが容易になります。

その代わり断続的に 複雑なマニューバーを取りたい場合には 限界があるので 最小限の大きなターンが好きな人用になります。

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その ロッカーとレールで 当時自分用に作ったのがコレ。
見てくれだけに捕らわれて PIGっぽく細いノーズから大きなお尻のアウトライン。

いくら何でも やり過ぎたと思って乗る前から 失敗作と思い込み放置しておいたのですが 乗ってみたら想像以上で想定外の楽しみが ありました。

これもやはり波にそこそこパワーがないとその良さが発揮できないのですが 細ノーズでの乗り心地が 自分には気持ちよくて 病みつきになりました。

これだけ作っていても 本当に乗ってみないと分からないものです。

でもでも 弱点は小波でパワーの無い日。 テールに重心があるので テイクオフからして頼りない感じ。

それから波があるなら ショートで入るので意味ないかなと考えはじめました。 

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ノース16”くらいだけど ホレたセクションではこの通り 弾かれずに 切り裂いて行きます。

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その後 ノーズ広めにして 作ったのがこれですが なんとなくキャラがなくて あまり乗らないまま売ってしまいました。

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CAや鵠沼の波を私より知っている GENKIからの意見を取り入れて 作り始めたのが DNR(DoNoseRide)

スネ〜ヒザの小波を想定して 今までの薄めのレールから一気に分厚くして 今度はレールが波に入って引っかからないという 真逆のコンセプト。

パワーもサイズもない小波でも スープに弾かれながらもスピードを殺さずに前に進ませるために。

”なんだよそれ? サーフィンじゃないじゃん?”って思ったけど 波がなくてもサーフィンを楽しみたいならボードを変えるしかないと言う事で やってみました。

結果としてはこれは これで成功だったのですがハワイでは小波でもまだパワーがあるので腰以上になると フワフワし始めて 操縦不能気味に感じて 個人的には好みじゃなかったです。

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その後は、小細工でデッキにテールコンケープを入れて デッキに乗った水流をためて ノーズでの滞在時間の延長を心見たり

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色々やってみましたが ビックリするほどの効果が見れなかったです。
誰もが どんなセクションでも簡単にカッコよくノーズライドを夢見ているのですが やっぱりボードの性能と波の状況の判断は必須だと思います。

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GENKIはまぁまぁ気に入ってたけど NELSONはダメだったこの1本。 本当に分からない。

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これはDNRの後 出来たDNR+。
フルレールだった DNRではレールが入らないと言う事で 今度は、アウトラインから5CMくらい入ったところまでは程よくテーパーでその後はまたボリュームを残す事で レールは入るけど その後また弾かれてスピードに変わると言うコンセプト。
私の感想は、まだまだオーバーフロウ気味で 乗っていると言うより乗らされている感が強かったけど GENKIは、クラッシックLOGとしてはGOODだそうです。

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最新は コレですが DNR++?
自分だけ用にデザインしてみました。 ノーズはやっぱり細目でテール広め。 ミドルは程よいDNR+のレールですが ノーズの先端とテール付近は、かなり薄くして 水を押すと言うより切るイメージ。

水が一番最初と最後に当たる部分だけは繊細にコントロールできるようにしてみました。

これから ドンドン乗り込んでみますが この後も数学的な答えは出て来なそうです。 1本1本から 新しい何かを学んで何かを楽しむ気持ちが やっぱり大切なのかもしれません。

Posted at 18時46分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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