Mitsu Surfboard Design

2019年03月05日(火)

サーフボードのややこしいお話 レール編 [Blog]

画像(315x420)・拡大画像(480x640)

またまた 間が空いてしまいましたが 今日はレールについてのお話。

私的には このレールが一番大切と言っていいほど サーフボードの機能や乗り心地を左右する 部分です。

ボードの形、浮力、重さが決まった後に このレールの部分がどうやって水の中に入って行こうとするのかが 問われます。

料理をする私に取っては それはまるで包丁の刃のごとく そのキレ味に関わってくる要因です。

ただ サーフボードの場合は薄く鋭ければいいと言う事ではありません。 ボードを傾けた時から レールの上にボードの重さと自分の体重が乗ってくるのですが 入りやすければ入りやすい(薄ければ薄いほど)反発がないのでより早く機敏に方向転換が始まりますが、それと同時に波からのパワー(押上げ)がもらい難くなりスピード維持にはつながりません。

じゃーどっちがイイの?

波のタイプやその人の乗り方で左右するので 一言では言えないのですが、一般に薄めのテーパーレールは、そのコントロール&クイック性を最大限に活かして 乗り手自らの操作が問われます。 パワーポケットにボードをセットして スピードをもらいながら 動かしたいように動かしながら 正確な判断が必要です。

波のタイプとしては ドローンのように上から撮影した時に マニューバーが海岸線に対して横長になるような ブレイクが速い波の場合は その薄いレール波の中腹から上のハイラインにセットして 直線的にかっ飛ぶのに向いています。

反対にレールにボリュームのあるフルボキシーは というと
波側にレールが入りずらい分 反応こそは鈍いのですが しっかりと腰を入れてそのレールに体重を乗せられたなら まるでディーゼルエンジンのように後半粘りのある吹け上がりが生まれ 乗ってる本人の動きは地味ですが 見ている方としては ボード自体にスピードが付いていて板が走っているものです。

ですから レールが厚い場合は 目線としては少し先を見てライン取りを大きくイメージするといいでしょう。

ショートからロング又はその逆が乗れない人が多いのは このボードを寝かせる時間に慣れていないから思った通りに行かない訳です。
かと言って 人間には 自分のリズムがありますので そう簡単にせっかちの人がおっとりにはなれないでしょう。

でも乗ってる板 そして乗ろうとする波は 私達以上に頑固者で 融通が効きませんから そこを理解してどう合わせられるかは ”あなた 次第です”

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とりあえず レールの一般論はこんな感じですが もっともっと細かい現実が ありまして 私の場合はモデル別にレール形状も全く違います。

ここまで話したボードのアウトラインやロッカーに加えて そのボードのキャラを引き出すためのフィン設定とレール形状。。。 前足付近はボリュームを残してスピード維持するために 後ろ足は薄くシャープにして沈めやすいようにコントロール重視などなど これまた 終わりのない話になってしまいますが ボードのフォイルは全てつながっていますので どこからどうなるのではなく 完成された一つの物体として存在したのが サーフボード。  電池もエンジンもない原始的な乗り物ですが が故に奥が深い訳です。

私自身今だから ここまで語ってますが流体力学や浮揚効果などの基本知識は全くありません。

ただひたすら 作って乗って感じて 最後にその方程式の答えが出てきて 一つの事実がはっきりして またその組合せで複雑な問題に挑む訳ですが 結局行き着く所 波と乗り手とボードの組み合わせが無限で 正解のない世界みたいです。

その違いを楽しむのが 一つ正解 としか言いようが無いです。


今日は この辺で〜〜

mahalo
mitsu

Posted at 17時53分   トラックバック ( 0 )

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